テコンドー全日本チャンピオンが実践している「蹴りを強くするトレーニングメニュー」をご紹介します。
・テコンドーが上手になる練習方法を知りたい!
・トゥル(型)で力強い蹴りをしたい!
・マッソギ(組手)の蹴りを強くしたい!
講師プロフィール
トレーニングメニュー
テコンドーと言えば華麗な蹴り!
そんな蹴りがもっと強くなるおすすめの筋トレを教えてください!
師範
実際に私が取り入れているトレーニング方法からおすすめのものを3つご紹介します。
足上げ
一つ目のトレーニングは足上げです。
このトレーニングでは筋力だけでなく足を高く上げることで柔軟性を高める効果もあります。
なるほど。筋力と柔軟性を同時に高めることができるんですね。
どのようにするんですか?
師範
パートナーの方に自分の肩の高さくらいに手を出してもらいます。
師範
そして、パートナーの手にあたらないように同じ足で手を超えるように足をあげます。
足を上げるときに意識するポイントはありますか?
師範
足を上げようとするのではなく腹筋を意識して腰から足を持ち上げるようにすることです。
師範
また、リズムよく行うために上げる足ではなく軸足でリズムを取っていきます。
分かりました!
このトレーニングは何回くらいを目安に行えばよいのでしょうか?
師範
片足10回から始めて、慣れてきたら片足20回を目指しましょう!
蹴りのトレーニング
師範
次に紹介するトレーニングも二人一組で行います。
まず、はじめに腰くらいの高さのバーなどに手を掛けて蹴り足を上げます。
師範
続いて、ヨプチャチルギ(横蹴り)の形を作っていきます。
この時に軸足を返して踵(かかと)を相手の方向に向けることがポイントです。
師範
そして、パートナーに足を押さえてもらい体重をかけてもらいます。
師範
その状態から相手を押し返すように呼吸を吐きながら足を伸ばします。
このトレーニングをするときに気を付けるポイントはありますか?
師範
相手を押し返した時にしっかりと蹴り足と軸足の膝を伸ばすことがポイントです。
最後まで力を出し切るようにしましょう。
回数はどのくらいが目安になりますか?
師範
片足10回行ったら足を変えて反対足で行います。
このトレーニングは回数を増やすほかに、自分より大きい相手に体重をかけてもらうなどして負荷を強くすることでより効果的にトレーニングをすることができます。
ハムストリングスのトレーニング
師範
最後にご紹介するのはハムストリングスのトレーニングです。
ここを鍛えることで足を引く力がつくので、連続した蹴りなどを早く行うことができます。
蹴りは出すだけではなくて引く時も大切ですもんね。
師範
そうなんです。蹴りがいくら早くても引きが遅いと次の動作に行くまでに隙が大きくなってしまうので、蹴りを引くスピードはとても大切です。
師範
トレーニングの方法ですが、まず、うつ伏せになってパートナーに踵を押さえてもらいます。
師範
パートナーの人に踵を強く押さえてもらい、それに負けないように足を引き上げます。
師範
また、足は膝がほぼ直角になるくらいまで上げてから戻します。
このトレーニングをするときに気を付けるポイントはありますか?
師範
呼吸を意識することが大切です。足を瞬間的に引く瞬発力を鍛えたいので呼吸を短く履きながら一気に足を引き上げましょう。
わかりました!
回数はどれくらいすれば良いでしょうか?
師範
先ほどのトレーニングと同じように片足10回行ったら足を変えて反対足で行います。
慣れてきたら相手にかけてもらう負荷を調整してより強い力で押さえてもらうようにしましょう。
最後に
蹴りを強くするトレーニングをご紹介頂きありがとうございました!
早速教えてもらったトレーニングを実践して強い蹴りができるように頑張ります!
師範
今回は筋力トレーニングをご紹介しましたが、強い蹴りをするためには、筋力の他に柔軟性も必要になってきます。
筋力トレーニングとストレッチをバランスよく行っていきましょう。
はい!頑張ります!
ありがとうございました!!