ファラン朴武館では、家族でテコンドーを習っている会員の方が多数在籍しています。
その中でも親子でテコンドーを習い、親子一緒に黒帯を取った釜萢ファミリーのSTORYを紹介します。
家族でテコンドーをすることで普段の生活では、経験できないたくさんのことを親子で共有することが出来ます。

親子そろって昇段

数ある習い事の中でテコンドーを選んだきっかけ

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釜萢さんがテコンドーを始めたきっかけは何ですか?
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釜萢1段
娘達が6歳の時、夜道を歩いていたら知らない人に頭を何度も触られ怖かったのに、すぐ目の前を歩いていた私に言うこともできず、帰宅後に怖かったとワンワン泣いたことがありました。
声を出す勇気だけでも欲しいねと話し合い、少し強くなれそうな習い事を近所で探しました。カンフー、空手、クラヴマガなど動画を見たり見学に行きました。
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なるほど。色々な道場に行かれたんですね。
そんな中でテコンドーを選んだ理由は何だったんですか?
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釜萢1段
組みついたり近くに寄るものは怖くてできないと子どもが言うので、足技が多いテコンドーはどうか?と見学に行ったのが中目黒道場でした。
矢部先生がこころよく迎え入れてくれて、優しく楽しい遊びのようでもある練習を提供してくれるので、夕方になると走りながら道場に向かっていました。
これで決まりだなと入会を決めたのを思い出します。
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矢部師範の主宰する中目黒道場に出会えたことが子供にとってよかったんですね。
釜萢さんも自身はどのようなきっかけで始めたんですか?
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釜萢1段
引越しをきっかけに新宿道場にも通うようになり、見学をしながらヒマなのでストレッチだけ参加したり、、そのうちに朴師賢にミット蹴りをさせてもらったり徐々に馴染んできて気づいたら入会してもう6年が経ちます。
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お子様の見学中に一緒にやってみて入会される親御さんは多いですよね。
入会前の釜萢一段(右端)

色帯時代の思い出

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釜萢さんがテコンドーを始めて色帯の時の思い出はどのような事がありますか?
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釜萢1段
一番の思い出は初めて受けた黄帯になるための昇級審査の時です。

体力もあまりなく、体調も崩しがち、テコンドーなんてやれる気もしなかった私にとりあえず黄色帯まででいいからやってみたら?と優しく声をかけてくださった朴師賢。

ミット蹴りもうまく出来ないし、疲れて練習を離脱する私を応援しながらもほっといてくれる矢部師範。

さらに中目黒道場の、今では1段の堀住さんは、やれば出来るよ!もっと蹴れるよ!と強めの声援。

私自身やる気が上下しながらも、皆さんのおかげで黄色帯の昇級試験を無事に通過することが出来ました。

この時の審査がきっかけで、もうちょっと頑張ってみようかな?もう少しできるかも??と思えるようになったことが、今に繋がっていますし、とても印象的な出来事でした。
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昇級審査をクリアすると自信が付きますよね。
また、そんな時に支えてくれる師範や道場生に出会えたことも釜萢さんにとっては良いことだったんですね。
娘たちが見守る中での白帯審査

昇段審査

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さて、そのように一つひとつ課題を通過しながらついに訪れた昇段審査。
無事に黒帯を取得した時はどのような気持ちでしたか?
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釜萢1段
実は昇段審査の前は週2回の練習をずっと続けていましたが、黒帯の試験内容を全てやれる気が全然しなかったんです。。。
そんな中、年齢も近く審査のパートナーを務めてくれた堀住さんの「練習行くよー」のメールに反応しながら週4〜週6の練習に切り替え2ヵ月位経った頃、少し光が見えてきて試験に臨む気持ちができました。
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週4~週6の練習はすごいですね。
しかし、それも練習に引っ張ってくれるパートナーの堀住1段の存在が大きいですね。
審査当日はどのような気持ちでしたか?
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釜萢1段
昇段試験の日は大きな緊張もなく、今までずっとやってきたことをやるだけだ、と清々しい気持ちで受けることができました。
そして、初めて黒帯の道着を着て練習に参加したときに急に黒帯になった実感が湧いてきて、まだ黒帯の内容は空っぽなのに黒帯を締めていることがなんだか少し恥ずかしくなってきて、これからもちゃんと練習しよう!
そして本当に黒帯になったんだなーと思いました。

子供の成長

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黒帯の道着を着ると周りからの見られ方も変わりますよね。
これから、有段者に相応しくなるように稽古に励まないとですね!
さて、これまで釜萢さんご自身のお話を聞いてきましたが、親子でテコンドーをしていて良かったことはありますか?
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釜萢1段
私たちは親子同時に黒帯になりましたが、子供達のほうが先輩で教えてもらうことも多かったです。
すごい雨や大雪の日も道場に通って、試合では笑ったり泣いたり、団体戦に一緒に出たこともありました。
親子だけど同じテコンドーを学ぶ道場生なので、共有できる思い出もたくさん一緒に作れています。
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なるほど。
確かに道場では家庭の親子の関係とは違った道場生同士という関係になれますよね。
お子様の成長はどのような時に感じられましたか?
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釜萢1段
成長を感じることはたくさんありましたが、

・練習を沢山してメダルをもらうとき
・試合で負けて次は勝てるように練習すると言って涙を流すとき
・団体戦でみんなで勝ちたいと練習をするとき
・緊張しながら試験に臨むとき
には特に成長を感じました。

そんな姿を見ると感動してよく涙がでました。
子供たちはこういう経験をすることで小さい時から少しずつ、目標を達成するためにはどうしたらいいのか?を自分で模索する力がついてきてるのではないかと思います。
家族で団体戦に出場(右3人)
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ありがとうございます。
それでは、お母さんと一緒に黒帯を取得したNさんとKさんに感想を聞いてみたいと思います。
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Nさん
6歳のときからテコンドーをやって、受験で休んだりしていたときもあったけど、今まで続けてきて黒帯を取れてよかったです。
本番は板割りで思いっきり蹴れなくて悔しかったです。もっと力強く蹴れるようになりたいです。
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Kさん
テコンドーを始めて8年が経ちますが、本当にあっという間だったなと思います。昇段は今までの昇級よりもずっと緊張したし、難しかったです。
だからこそ黒帯を取れたときはとても嬉しく、達成感がありました。これまで練習してきたことを生かし、もっと上手になりたいです。

これからの目標

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改めて昇段おめでとうございます!
釜萢1段のこれからのテコンドーの目標を聞かせてください。
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釜萢1段
まずは1段のトゥルを気持ちよくできるように練習を沢山することです。
あとは、私がしてもらったように、これから昇級する道場生の応援が少しでもできたらいいなと思います。
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素晴らしい目標ですね!ぜひ、実現できるように日々の稽古を頑張ってください!
それでは、最後にこれからテコンドーを始めようと思ってる人に一言お願いします。

最後に一言

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釜萢1段
私はテコンドーを始める前、身体もかたく、運動もたまに程度、すぐ風邪ひいて寝込むようなタイプで、年齢も37歳くらいから始めました。
どう考えても続けそうにないタイプでしたが、練習を積み重ねるうちに身体が動くようになり、風邪もめったにひかず健康にもなりました。
テコンドーは少しずつ無理なくステップアップできるようになっています。

エクササイズ程度にと始めましたが、今では練習に行くと気持ちも身体も軽くなって帰れることが気に入っています。
反抗期の子どもにイライラした日でも、1人で練習に参加して汗を流し、みんなとお話したりしてスッキリして帰ることもあります。

お母さんたちにもオススメです。
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釜萢さん、Nさん、Kさんありがとうございました。
家族で同じテコンドーを習うことで、普段の家庭生活では経験することのない貴重な経験をされていると思います。
ぜひ、お子様がテコンドーを習っている方やこれからお子様の習い事を探している方がいらしたら、親子一緒に始めてみませんか?
きっと今以上に親子の絆が強くなるはずです。