2025年1月19日に東京府中市の日本国際跆拳道協会 本部道場にて第86回昇段審査会が行われ、増田祥子3段が4段に昇段しました。
30年以上、テコンドーを修練し続けた増田祥子4段に昇段までの道のりや今後の抱負を聞きました。
増田祥子4段、昇段おめでとうございます!
早速ですが、昇段した際の率直な気持ちや昇段までの道のりをお聞かせください。
とにかくホッとしました。
前回の昇段審査で、頭が真っ白になってさらに人前でトゥルができなくなったことがあったので、そのことを乗り越えられて良かったです。
そのようなことがあったのですね。
どのように前回の経験を乗り越えたんですか?
ひたすら、繰り返し繰り返しトゥルをやりました。
間違えないように、忘れないように。
自主練でも、練習中の休憩時間も。
練習中に、みんなの前でトゥルをするときも手が震えようが涙が出ようが、回数をこなしていくうちに、考え方も間違えたらどうしよう…から、大きくやろうに自然と変わっていってました。
自分の悩みを理解をしてくれてアドバイスしてくれた指導者の方もいて、心の引っかかりが取れた気がしました。
困難を乗り越えられたのは、自分の力ではなく朴武館の指導者たちのおかげです。
周りの支えがあって乗り越えることができたんですね!
これからの抱負や目標を教えて下さい!
今まで通り、コツコツと練習していくことです!
最後に一言お願いします!
今回の審査で指導者の方たちや、一緒に練習している方々に本当にたくさん、たくさん支えてもらっていることを実感しました。
本当は、前回の審査が終わったあと再チャレンジをするのを逃げようかと思ってました。
でも、自分の性格を理解して思いっきり背中を押してくれる指導者がいて、見守ってくれる指導者がいて、励ましてくれる方たちがいて… 幸せ者だなと感じると共に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
拙い文章で申し訳ありません。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
朴禎祐師範コメント
増田祥子4段、昇段おめでとうございます。
これまで約30年間、コツコツ稽古を積み上げてきた結果ですね。
昇段審査の際の動作はひとつひとつが素晴らしく、4段昇段にふさわしい内容でした。
前回の審査では、昇段できずに本当に辛い思いをしましたが、諦めずに今回昇段した事で、大切なテコンドー精神をみんなに示してくれました。
これからもみんなの夢と希望を期待を背負い、「女子テコンドー界の星」になってくれる事を心より願っています。
また明日から一緒に稽古しましょう。
船水健二師範コメント
増田4段昇段おめでとう!
荒川道場で少年部の頃から共に長く修練してきた増田4段が今回昇段したことをみんなが本当に嬉しく思っています。
少年部の頃からうるさくて目立ちたがりな自分とは正反対でどちらかというと大人しく引っ込み思案な性格ではあるけれども、コツコツ頑張っている姿は皆が良く知っています。
そして、ここまで来るためにたくさんの努力、困難、失敗があったと思います。
それでも諦めずに乗り越えて昇段したこと、その経験がとても大きな財産になると思います。
また、4段へ昇段したという事は今までより大きな責任が伴います。
その人の帯の価値はどれだけの責任を自分に課して頑張れるかだと思います。
これからも精神面、技術面、人間性をテコンドー精神で磨いていってほしいと思います。
本当に昇段おめでとう!!