2023年1月22日に東京府中市の日本国際跆拳道協会 本部道場にて第82回昇段審査会が行われ、朴武館から新たに1名の副師範が誕生しました。
10年以上の修練を経て副師範に任命された権寧実副師範(荒川道場、戸田道場)に3段昇段、副師範に任命されるまでの道のりや今後の抱負を聞きました。
副師範に任命された際の気持ち
権寧実副師範、改めまして3段昇段及び副師範任命おめでとうございます!
副師範に任命された時の率直な気持ちをお聞かせ下さい
身の引き締まる思いと共に嬉しさもあります。
副師範になるまでの道のりで最も困難だったこと
なるほど。確かにこれまでの昇段と違い同時に副師範に任命されたことは身が引き締まりますよね。
副師範になるまでの道のりで最も困難だったことはなんですか?
練習不足で臨んだ仮昇段の結果が全くふるわず、とても恥ずかしい思いをしました。
その後奮起して、怪我に注意しつつも可能な限り時間を作り稽古を積んだ数ヶ月間が困難でした。
困難をどのように乗り越えたか
仮昇段審査での経験がその後に活かされたのですね。指導をしながら自身の稽古をすることは大変だったと思います。
そのような困難をどのように乗り越えたのですか?
テコンドー精神を自身に課しながら乗り越えました。 仮昇段での恥ずかしい思い(廉恥)を、自分に打ち勝つ(克己)に変えて練習に励み、上手くいかない時は(百折不屈)の精神で何度も稽古し身につけて行きました
これからの副師範としての抱負や目標
いつも子供たちに伝えているテコンドー精神の大切さをご自身で噛みしめられたんですね。
今回の経験がこれからの指導にさらなる深みを出すと思います。
さて、最後に副師範としての抱負や目標をお聞かせください。
女性会員はじめ、稽古生から自分もこんな人になりたい、指導員を目指したい、と思ってもらえるような指導ができるように日々精進して参ります。
梅田達哉師範コメント
ニョンシル副師範、三段昇段おめでとうございます。
人は試練を乗り越えた時に強くなれます。ニョンシル副師範が三段昇段に挑むにあたって訪れた試練は怪我でした。私も怪我によって昇段出来なくなった事がありました。
それまでに一生懸命練習してきた事が、無駄になってしまったようで、とても残念な気持ちになりましたが、次の昇段審査に向かって前向きに治療し、治ってからは練習をしっかりして、次の昇段に挑みました。
昇段出来た時の喜びと充実感はとても大きな物になりました。
ニョンシル副師範も怪我を経て、本気で挑んだ昇段審査、とても大きな充実感を感じている事と思います。
また今回の昇段審査が自信となって、今後のテコンドー家として、さらなる活躍を見せてくれると思います。今後のニョンシル副師範に期待しています。
船水健二師範コメント
ニョンシル副師範!三段に昇段、副師範任命本当におめでとうございます。
この期間、怪我のために昇段の時期が伸びたり、仮昇段審査では自分の思うような動きが出来なかったりと三段昇段にあたって大きな壁にぶつかったと思います。
ただ、それでも自分にムチを打って、私のところへ稽古しに来てくださったり、忙しい中でも時間を作り、昇段までの期間頑張って稽古されたと思います。
そして、本番の昇段審査ではそれらの努力がとても良い形で発揮され、仮昇段審査の時と全然違うとても良い内容でした。
今回の昇段はそのような過程があったからこそ価値あるものだと思います。
これからは副師範という立場になりますが、より一層自分に磨きをかけ、稽古生を大事にしながら共に頑張っていきましょう!!