2024年8月19〜25日にインド・バンガロールで第10回アジアテコンドー選手権大会が開催されました。
朴武館から選手として参加し銀メダル1個、銅メダル3個の成績を収めた大島のの花指導員に大会の感想などをお伺いしました。
アジア大会での入賞おめでとうございます!
初めに大会全体を通した感想をお聞かせください。
今大会は私にとって2度目の国際大会、アジア大会としては初めての出場でした。
またマッソギも初めての出場だったので、自分が海外選手相手にどこまで動けるのか楽しみでした。
個人マッソギで準優勝、団体トゥル・マッソギ共に第3位入賞でメダルを3つ取れたことは素直にとても嬉しいです。
技術的に足りないところはまだまだたくさんあるけれど、頑張ってきたことが結果に繋がり自信になりました。
個人戦と団体戦合わせて5人の選手と試合することができたのは自分にとってすごく良い経験になりました。
経験だけで終わらせず、成長に繋げて今後も練習に励みたいと思います。
個人・団体と両方で結果が出たことは大きな自信になりましたね!
個人マッソギの感想をお聞かせください!
先ほどお伝えした通り海外選手と初めてのマッソギの試合だったので緊張もありましたが、楽しみの方が強かったです。
セコンドに幼い頃から指導してくださっている船水師範がついてくださりアップもしてくださったこと、また普段一緒に練習している稲垣空雅指導員も現地に来て応援してくださったことは本当に心強かったです。
練習していた技が綺麗に決まった時はすごく気持ちが良かったです。この経験は今後の自信にしたいと思います。
また、よく相手を見ていれば当たらない攻撃をもらってしまったり、早い動きに反応できずにまっすぐ下がってしまったりと課題も見つかりました。
今後はその課題を克服するにはどうしたら良いのか考えながら練習したいと思いました。
昨年行われた世界大会同様、いつも一緒に稽古をしている師範や仲間がいるのは心強いですね!
続いて団体マッソギの感想をお聞かせください!
1試合目は1人目に選んでもらったので絶対勝って流れを作ろうと思っていたのですが、あまり良い動きができず引き分けで終わってしまったのはとても悔しかったです。
1試合目から落ち着いていつも通りの動きができるようにすることが自分の課題だと感じました。
また、2試合目は負けてしまいましたが、スピードも技術もある選手と対戦でき課題を多く見つけることができたので良い経験ができました。
団体メンバー全員が諦めることなく試合をやりきり、メダルを獲得できたのは本当に嬉しく思います。
1試合目、2試合目と違う経験ができてさらに成長に繋がりそうですね!
団体トゥルはどうでしたか?
団体メンバーのほとんどが前回の世界大会と同じメンバーだったのもあり、練習から合わせやすかったです。
また、自分より年上のお姉さん方が意見を言いやすいよう配慮してくださり、良い雰囲気で練習を進めることができたと思います。
出発前日まで細部にこだわり練習を積んできたのでそれが結果に繋がり嬉しかったです。
団体メンバーとの関係も深めることができたのは今後の大島のの花指導員のテコンドー人生の財産になりそうですね!
続いて、今大会に出場するまでに困難な事はありましたか?
大会2ヶ月半前に足首の靱帯損傷という怪我をしてしまいました。
普通に歩けるようになるまで1週間、マッソギの練習ができるようになるまで1ヶ月とこの期間はすごく長く感じました。
痛みがなかなか取れず以前のように思いきり動いてる自分が想像できなくなってしまい辛かったです。
また強化練習で調子が上がっていく周りの選手を見て焦りもありました。
今まで練習した分だけの自信をつけて試合に臨んでいたので練習できないことが本当に不安でした。
大会前の怪我は本当に焦りますよね。
そのような不安をどのように乗り越えたのですか?
最初は怪我してしまったことをとにかく悔やんでいましたが、船水師範、朴禎祐師範をはじめ、たくさんの師範、指導員、周りの方々に声かけや助言をいただきました。
そのおかげで過去に起きたことは変えられないのだからこれからどうするのかを考えようと思うことができました。
足を使わずにできるトレーニングをしたり、パンチだけの練習をしたり、調子が良かった時の動画や上手な選手の動画を見てイメージトレーニングをしたりと今できることを考えて過ごしました。
実際に足が使えなくてもできることはたくさんあるなと感じました。
練習を再開した時は大会までの1ヶ月半という限られた期間でしたが集中して考えながら練習することで調子を上げていくことができたと思います。
周りの方の支えがあったから困難を乗り越えられたんですね!
それでは、最後に一言お願いします!
たくさんの応援本当にありがとうございました!
国旗の応援メッセージも用意してくださりすごく励みになりましたし、それを表彰台で掲げることができたのがとても嬉しかったです。
保護者の方々からインドで必要な物を頂いたりメンタル面のサポートしてくださったりと、自分がここまでアジア大会に向けて心も体も準備できたのはいつも支えてくださっている皆さまのおかげです。
本当に感謝しています。 そして何より今回コーチとしてアジア大会へ一緒に行き、セコンドにも入ってくださった船水師範には感謝しかありません。
普段の練習から自分の体調を気にかけ自分に合った練習を考えてやってくださったり、必ず練習のフィードバックをしてくださったりしたおかげで今の自分には何が足りないのか良く理解することができ大会に向けてしっかり準備できました。
常にポジティブな船水師範からの声かけが自分の自信につながりました。
本当にありがとうございました。
周りには支えてくださる方がたくさんいて自分はすごく恵まれた環境で練習できていると改めて感じました。
これからも周りへの感謝の気持ちを忘れずに精進したいと思います!