第32回全日本テコンドー選手権大会に出場した選手たちの大会感想を掲載します。
ジュニア選手の大会を通しての成長の様子や、シニア選手の大会への想い等をご覧ください。
Vol.1はこちら
1段トゥル(シニア男子)
髙橋 駿介1段
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大会を通じて感じたこと
応援してくれた方々、支えてくださった方々への感謝を感じています。
また、2連覇してこそ本物なのではとも感じているので、来年へ向けて今から準備をしていきたいと思います。
大会前の気持ち
コロナ禍かつ大学受験があったのでやはり不安はありました。
ただできる練習はしてきたので初シニアへの挑戦への興奮もありました。
大会終了後の気持ち
ただただ嬉しさと感謝です。
今までジュニア大会は何度が出場させていただいてきましたが優勝は出来ず、そのままシニアになってしまいました。
その初の大会で優勝できたことはとても嬉しいですし、これまで支えてくださった方々への感謝でいっぱいでした。
これからのテコンドーへの意気込み
大学生、そしてシニアという新たな環境下でも負けずに日々稽古を頑張っていきたいです。
佐藤 公治1段
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大会を通じて感じたこと
今回大会に参加して大変緊張しましたが、とても楽しくもありました。
大会前の練習では、他の道場生からいろいろ指摘を頂きとても勉強になりました。
今回は悔しい内容になってしまいましたが、また挑戦していきたいなと思います。
これから年齢も上がり、身体能力は落ちていきますが、テコンドーは長く続けて行きたいと思います。
大会前の気持ち
テコンドーを始めて何度も見に行った大会ですが、まさか自分が参加するなんて考えた事もありませんでした
とても緊張する僕は参加が決まったその時からすでに緊張していました。
大会終了後の気持ち
試合本番で大間違いをしてしまい、とても悔いが残る大会でした。
出し切れなかったなという気持ちが半分と、やっと終わったという気持ちが半分でした。
これからのテコンドーへの意気込み
もっと練習して上手くなりたいと、あらためて思いました。
金井 和弘1段
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大会前の気持ち
12月に昇段したばかりという事もあったので、 出来る限り多く練習をして、悔いを残さないことを心掛けていました。
大会終了後の気持ち
緊張の中で、練習して来た事がそれなりに出せたと思っています。
そういった意味では、悔いは残っていないのですが、 試合に負けた悔しさが残りました。
これからのテコンドーへの意気込み
来年も全日本大会に出場出来るように 全日本大会で勝てるように 1日1日を大切に練習していきたいと思います。
長田 涼平1段
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大会を通じて感じたこと
初めての全日本大会でしたが、自身の力量や課題を見つける事ができました。
また、道場の皆様の応援や戦った相手選手などテコンドーを通しての絆や新たな出会いも築け非常に有意義な時間となりました。
大会前の気持ち
初めての全日本大会ということもあり、緊張、期待、希望、不安などが入り混じった気持ちでした。
大会終了後の気持ち
燃焼感と共に、大会の楽しさや更なるモチベーションの向上へと繋がりました。
これからのテコンドーへの意気込み
来年の全日本大会への出場、入賞を目標に良い選手、指導者になれるように頑張ります。
1段トゥル(シニア女子)
堀住 智美1段
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大会を通じて感じたこと
息子が中1の頃、部活で帰宅が遅く通っていた空手教室に間に合わなくなり、何か別の武道をと探していたところ近所に中目黒道場を見つけました。
体験に行くと矢部師範(当時ずっと一段でした!笑)の稽古がとても楽しく、子供への接し方もとても感じが良くテコンドーが何かも分からず人柄で入会を決め早10年近くが経ちます。
その頃はまさか自分が全日本大会に出場するなんて想像もしませんでした。
大会前の気持ち
朴師賢、矢部師範に大会出場を勧められましたが、始めはお断りしようと思っていました。
他の大会は出場してましたが全日本大会に出場となると話は別で、仕事、家庭があり充分な稽古時間が取れない事が分かっていましたので今の自分の実力のまま出場は出来ないと娘だけエントリーしていました。
しかし頭の片隅にいつもあり、本当にやらなくていいのか⁉︎娘と一緒に全日本出場⁉︎こんな経験は2度とないかも⁉︎やれるだけやってみよう‼︎と思い直し申込最終日の朝、通勤途中にエントリーさせて頂きました。
出場を決めてからは、稽古以外にも娘と時間を作り師範、道場の仲間にも協力してもらい自主練もしながら最後まで納得行く出来ではありませんでしたが自分なりに頑張り当日を迎えました。
大会終了後の気持ち
名前を呼ばれ位置につき、構えて上を見上げた時、高い天井のライトが両手の間から見えた光が本当に広い場所で太陽を見上げている様な感覚に思えて、そこからは緊張もなく集中してその時の自分が出来る精一杯のトゥルが出来たと思います。
良い結果は残せませんでしたが、大きい舞台でとても貴重な経験をさせて頂きました。
これからのテコンドーへの意気込み
1つ目はテコンドーでアンチエイジングを目指します!(^∇^)
2つ目は身体が動かなくなるその日までテコンドーを続けて心身の健康を維持します!
女性は男性と身体の造りが違うため老い方も違い悩みも人それぞれです。10年近く続けていて思う事は自分が同年代の女性より少し元気で、気力に差がついて来た事です。
今後、日本では更に高齢化が進みます。心身の健康の為にテコンドーを誰でも始められる生涯武道として普及出来たら将来医療費の削減、社会貢献にも繋がると考えます。
自分自身が少しでも年齢より若くいる事、心身健康でいる事を実践する事で、その手助けが出来る様になれたら嬉しいです。
稲垣 薫1段
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初の全日本の舞台❗️自分にとって沢山の気づきをもたらしてくれたひと試合となりました。
失敗した所こそありましたが、気持ち的には全く緊張せずに臨め"いつも通り"マットの上に立てたと思います。それは何故か⁉️
〜気づきその①〜
毎日の練習の大切さ。練習前に師範が話して下さった『全日本の舞台緊張しない事は無いと思います。その大舞台で緊張せず実力を出すには練習以外にないです』の言葉。
全日本の為に教えて頂いた練習メニューをとりあえず頑張ってやってみようと決めたものの、仕事で疲れて帰ると心折れそうな日の方が多かったです。それでも重い腰を上げて体を動かし始めると、止まらないんですね。トゥルを極めようと思って練習した事がある方は絶対分かって頂けると思いますが、指1本の形でさえ気になってくるんです。
パーツが出来ても気に入った形がトゥルの流れの中で出来る様になるには数え切れない位繰り返さなければ出来ませんでした。余りにも体が思う様に動かない事が嫌になりました。それでも頑張れたのは"楽しい""面白い"を体験出来たからです。
〜気づきその②〜
基本の大切さ。『天地』『檀君』を自主練習する自分に梅田師範が声を掛けて下さり基本動作の一つひとつを細かく指導して下さいました。アップダウンのタイミング、体重移動、すり足・・・テコンドーの基本中の基本サインウェーブを始めて実感することが出来ました。
黒帯になって恥ずかしいばかりですが。自分のトゥルを動画で見てもトゥルらしくなって来ると楽しくて仕方ありません。トゥルのパーツ一つ一つがどんな意味がある動作なのか分かってくると、トゥルをやりながら戦っている相手が見えて来るんですね。
弾丸のように飛び出すパンチ、ナイフの様なソンカル、紙を突き破るオプンソンク、相手を叩き倒すトゥンジュモ。トゥルには戦っている相手がいるのです。
〜気づきその③〜
自分のトゥルの方向性。相手が見えてくるとマッソギと同じ気合いが入ります。
相手を倒せるチルギを打つには?足がしっかり力の入るスタンスになります。相手を倒せるトゥンジュモは?腰を落とすと力が乗るな・・足をすくい上げる為には手の形はこう。
相手の腕をへし折るクチャマッキはどうしたら良いか?気合いと相手が見えるトゥルをやりたい。
今回下手ながらも自信を持って試合にのぞめたひとつに、船水師範から『後悔する事だけはして欲しくない、自分のベストのトゥルをやって欲しい』と生徒達に話しがありました。自分には方向性を示す1本の動画を参考にと送って下さいました。
足が上がらなくても、キレが悪くても、私らしいカッコイイ"自分のトゥル"をやりたいと思いました。
自信を持って今のトゥルの方向性でもっと磨きをかけ、次回はもっと良いトゥルをお見せ出来たらな、と又目標が出来ました。
〜気づきその④〜
集中力。当たり前のように全日本の舞台でいつも通りのトゥルをやれる凄さ。
1試合目から決勝まで何度でも同じクオリティのトゥルが出来る集中力!練習なら失敗しても又そこをやり直してみたり修正する事も出来る。トーナメントは1回きり。最後に戦わなければならないのは、隣にいる相手より上手く・・ではなく自分との戦いなんだ、と実感しました。
練習は試合のように、試合は練習のように。練習1本1本を大切に通す事で緊張感の中で細部に気を配りトゥルを行える様になるんだなと感じました。
今迄出来る事が当たり前と観ていた全日本でのトゥルですが、この場に立つ人は本当に凄い❗️と感じました。
〜気づきその⑤〜
全ての人への感謝!テコンドーをやりたい気持ち、やれる体は一人では持続出来ないという事。
沢山の方々に励まされ、おだてられ、指導を受けて、身体をメンテナンスする。ありがたい仲間があってこそ今回全日本に参加出来たと思います。同じ道場で40歳以上も歳が下の先輩方。
いつも自分の練習時間を割いて一動作一動作手本を見せて下さって本当にありがたかった。いつでも頑張ってと応援してくれた一緒に練習させて貰っている稽古生の皆さん本当に心強かった!
試合当日のコンディション作りをシュミレーションさせて下さったり、私が出来る事を捜しながら指導をして下さった大谷副師範、審判目線と言う貴重な意見を頂けた大島師範、全日本への参加を勧めて許可して下さった矢部師範、禎祐師範、Theテコンドーを仕込んで下さり最後の最後までアドバイス下さった船水師範、梅田師範、ずっと動ける身体作りを提案してくれているグランドトレーナーの古見さん、戦う仲間としてどこまでもポジティブ思考でいれば大丈夫と勇気をくれた富樫勇樹さん、何より一番身近な先生・・孫の空雅・・夜中に布団から叩き起こされて、あれ教えて、これはどう言う事やってる形?と聞かれ渋々ながらも手本を見せてくれてポイントを教えてくれて本当に助かったありがとう。
書き出したらきりが無くなってくる位沢山の方々に支えられました。
~最後に〜
年齢に関係無く技術は向上し、やればやっただけ身体は動けるようになるという事、是非沢山の人に実感して貰いたいと思いました。
そして今回思いの他沢山の方が自分のトゥルを見て下さり色々な方からコメントを頂けて正直驚きと次への力に繋がり感謝感謝です。頭で分かっていた事でも実感してみると改めて感謝の気持ちがフツフツと湧いて来ます。本当に皆さんありがとうございました。